物価と給与

< 簡易解説 >

物価と給与は連動しています。

ただし、物価以上に給与は伸びます。逆もしかりで、物価以上に給与は下がります。つまり、上がっているときはいいですが、下がっているときは非常に苦しい、ということです。

なお、物価が0.000001%でも上がっていればインフレ、下がっていればデフレと言います。つまり、2014年以降はインフレとは言えますが、底辺であることには変わりません。

また、物価だけ上がっても、何も嬉しくありません。2014年に消費税8%になり、強制的に物価が上がりました。しかし、景気が上がる材料は何もありませんから、物価だけが上がり、庶民の生活は苦しくなりました。それがいまや10%です。

また、給与から物価を引き算した、簡易的な実質賃金が、以下の通りです。

2000年以降、実質賃金が下がり続けているのは明らかです。

また、累積表示にすると、物価と給与、それぞれ伸び率が違うので、給与の方が大きいことはさらに明白です。

明治~平成 値段史

http://sirakawa.b.la9.jp/Coin/J077.htm
出典のデータでもいいですが、上記リンクの給与を見てもわかる通り、戦後の月給は1万円です。60-90歳の人からすると、初任給は10倍以上になっています。お近くの高齢者に聞いてみてください。全員が全員、生き証人です。給与は上がってナンボなのです。外国でも当然です。

あなたは初任給がせめて10倍くらいにはなりましたか?なっていないのならば、政治の問題により、所得制限を受けていると言えます。以下のリンクをご参照下さい。

これを是正するためには、ぜひ選挙に行って、積極財政の政党に入れるか、緊縮財政の政党に入れない選択が必要です。棄権するのは組織票が有利になるだけなので、大政党を利することになります。

< 出典 >

給与@労働政策研究・研修機構(厚生労働省 「毎月勤労統計調査」) https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0401.html

物価@労働政策研究・研修機構(総務省 「消費者物価指数」) https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0601.html

0コメント

  • 1000 / 1000

経済はA+B+Cの足し算ですHP

tasanの作成しているグラフを定位置に置く為のサイトです。一目でわかるがいいグラフ。