< 簡易解説 >
戦後の混乱期が終わり、生活保護率は安定して下がり続けてきました。しかし、ゼロ成長に加え、消費税が5%になると一転、うなぎ上り。リーマンショック後には戦後の保護率を超え、高止まりしているのが現状です。
< しかし、本当の生活保護率は、もっと悪化している >
生活保護の捕捉率って? しんぶん赤旗
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-06-03/2018060303_05_0.html
生活保護を利用する資格がある人のうち、実際に利用している人の割合です。捕捉率に関わるものとして、厚生労働省は5月、所得が生活保護の基準を下回る世帯のうち保護を利用している世帯は22・9%という推計結果を発表しています。研究者の推計でも、だいたい2割程度でかなり低い状況です。」
「Q 低い理由は?
A 生活保護は恥(スティグマ)との意識や制度が正確に知らされていないこと、市役所などの窓口に行っても間違った説明で追い返される「水際作戦」が横行していることが指摘されています。 」
「生活保護基準は、憲法25条で保障された「健康で文化的な生活」をおくるために「これ以上の貧困があってはならない」という最低ラインを定めたものです。捕捉率が低いことは最低ライン以下の生活を多くの人が強いられていることを意味しますから、捕捉率向上は緊急に取り組むべき課題です。」
< 出典 >
厚生労働省 図表4-1-1 被保護世帯数、被保護人員、保護率の年次推移https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/18/backdata/02-04-01-01.html
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